パソコンの必携化

2021年度の一年間、吉備国際大学はパソコン必携化の準備をする年でした。必携化とは、学生が大学のパソコンを使うのではなく、学生自身が自分のパソコンを大学に持参して、必要な作業を行う形態です。これには、コロナ禍によるオンライン授業やオンデマンド授業で学生のパソコン所有率が上がってきたこと、またそれにより教員も学生もコンピュータリテラシーが高くなってきたことが背景にあります。このコロナ禍により、学生自身が用意するパソコンを使っての講義やゼミへの参加に向かっている大学は爆発的に増えました。それだけでなく、自分の使いたいソフトやパソコンの設定、使いたいデータは各自のパソコンや各自のクラウドストレージにあるので、そちらを使うほうが便利なこともあるでしょう。そういったことから、吉備国際大学では、学生が大学に持参したパソコンを講義・実習などで利用する必携化の方向に舵を切ったわけです。持参パソコンを使うのを原則とするために、インターネット接続環境の増強やコンセントの増設などに投資を行ってきました。

2021年度の準備を経て、2022年度入学生から吉備国際大学ではいよいよパソコン必携化が開始されました。2022年度の入学生からは教員の指示があったときは情報処理室等を使うことなくいつでも持参したパソコンで作業を行う、という運用になっています。合格通知には持参するパソコンの推奨スペックが同封されています。それを参考にして入学までにノートパソコンを用意してください。Windowsを主体とする点は継続となります。必携化に伴って、パソコン教室はいくつかの部屋を残してパソコンを撤去することも検討されています。